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花祭りは4月8日。お釈迦様の誕生日にはなぜ甘茶をかけるの?

      2017/03/12

花祭り
「花祭り」っていう言葉、どこかで見かけたことありますか?
町中でポスターなど見かけたことがあるかと思います。
フラワーフェスティバルという意味ではありません(笑)

花祭りとはお釈迦様(仏陀)の誕生をお祝いする日で、灌仏会(かんぶつえ)とも言われます。
4月8日に全国各地のお寺で行われる仏教の年中行事です。

今回は花祭りについてと、なぜ甘茶をかけたりするのかなど説明します。

出典:http://yaclub.cocolog-nifty.com/yellow/2012/04/post-7d3f.html

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花祭りとは?

お釈迦様の生誕を祝う日

4月8日の花祭りは、お釈迦様(ゴータマ・シッダルタ)の誕生を祝う行事のことです。
インドの北部ルンビニ園で誕生したお釈迦様は、生まれてすぐに七歩歩いて、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)と唱えたそうです。
この言葉は、「人間は一人ひとり皆尊い」というのが正しい意味だそうです。

花祭りに甘茶をかけるようになった由来

花御堂

出典:http://shanghai-2.269g.net/article/14186117.html

お釈迦様誕生の姿といわれる、右手で天、左手で地を指している誕生仏の像を花御堂(はなみどう=お花で飾った小さなお堂)の中心に置いて、甘茶をひしゃくですくって誕生仏の頭上に注ぐ儀式を行って祝います。花御堂は白い象の背中に乗っている場合もありますが、白い象は神のお使いだからです。

お釈迦様が生まれたとき、天に九匹の龍が現れて、空から甘露の雨が降り注ぎ、洗い清めて産湯としたという故事にちなんで、甘茶をかけるようになったのが由来です。甘露の雨とは香水のことで、今のように甘茶を使うようになったのは、江戸時代からと言われていますが定かではありません。

この甘茶で墨をすり、「千早振る卯月八日は吉日よ 神下げ虫を成敗ぞする」と書いた半紙を室内の柱や戸口に逆さまに貼ると、虫よけになるという風習も生まれました。

灌仏会(かんぶつえ)は飛鳥時代に日本に伝わり、今では多くの仏教寺院で開催されていて、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(ごうたんえ)、仏誕会(ぶったんえ)などとも呼ばれます。花祭りと呼ぶようになったのは、明治以降のことだそうです。

お釈迦様が悟りを開いた旧暦12月8日の成道会(じょうどうえ)、お釈迦様が入滅(死去)した旧暦2月15日の涅槃会(ねはんえ)とともに三大法会(ほうえ)とされています。

花祭りの会場となるお寺では、子どもたち(仏教系の幼稚園児など)が集まり甘茶をいただく席が設けられるほか、献花や舞踊、合唱や稚児行列(ちごぎょうれつ)などが行われます。

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甘茶ってどんなお茶?甘茶の効果や効能は?

小甘茶

出典:http://iyokan8.blog55.fc2.com/blog-entry-1217.html

甘茶ってなんだか気になりますよね?(笑)
本当に甘いんでしょうか?

甘茶はユキノシタ科のガクアジサイの変種である「小甘茶(こあまちゃ)」という植物から作られます。
年に50トンも消費され、長野県、富山県、岩手県などで栽培されています。

甘茶の作り方は、9月頃に葉を採り、水洗いしてから日干しをします。水を噴霧してむしろをかけて発酵させます。むしろに広げて、よく揉んでから乾燥しますと甘茶の完成です。こうすることによって、初めはやや苦いだけの葉っぱが、砂糖の数百倍も甘いといわれる甘茶に変わっていきます。

甘茶は、花祭りだけでなく、漢方薬の苦みを消したり、糖尿病患者の砂糖の代替品、歯磨きの甘み付け、醤油の味付けなどに用いられます。甘茶っていろんなところで役に立ってるんですね!

甘茶は、甘み成分のフィロズルチンとイソフィロズルチンを含み、その甘さは砂糖の400~800倍、サッカリンの2倍にもなりますから相当甘いものですね。また、生薬として、抗アレルギー作用、歯周病に効果があるそうです。

日本茶や麦茶に砂糖を加えたのは甘茶とは言えません(笑)

甘茶の作り方は、2~3グラムを1リットルの水で煮出すのが推奨されています。

ちなみに、アマチャヅルという植物は、よく間違われるのですが甘茶とは無関係です。
葉っぱを噛むと甘いのですが、甘茶の原料には使われません。

まとめ

花祭り(灌仏会)のお話はいかがでしたでしょうか?
普段お寺に行かない方(私もです)にはあまり馴染みがないかも知れませんが、仏教界では三大法会のひとつとして重要な行事なんですね。
また、甘茶というのもなかなか役に立つ植物だったのは意外でした。
花の咲き乱れる4月に、お寺に足を運んでみると何か良いことがあるかも知れませんよ。

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