京都葵祭の日程と見どころ。行列コースとおすすめスポット
2017/03/12
古都・京都の新緑の季節を鮮やかに彩る葵祭。
葵祭は京都三大祭りのひとつ(葵祭、祇園祭、時代祭)として有名です。
正式には加茂祭と呼ぶそうです。
葵祭は、賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で行われる祭りで、平安時代の衣装でコスプレした人たちの行列が京都の町を巡行するのが見どころとなっています。
日本の祭りのなかでは、最も優雅で趣のある祭として有名な葵祭。
葵祭の日程と見どころ、行列が町のどこを何時に通るか、交通規制はどうなのかについてお伝えします。
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葵祭の日程と見どころは?
葵祭の日程ですが、毎年5月15日(陰暦四月の中の酉の日)です。
雨天の場合は翌日に順延となりますが、今まで1回しか順延したことはないそうです。
順延しても見られるように旅のスケジュールを組んだ方が良さそうです。
まず最初に、葵祭は「わっしょい、わっしょい」という元気で威勢の良いタイプのお祭りと異なり、どちらかというと上品で優雅で格調あるお祭りです。
その葵祭の最大の見どころと言えば、平安王朝を模した「行列」です。
特に、かごに乗った綺麗な「斎王代」の姿を一目見ようと多くの人がつめかけます。
「2016年の斎王代の女性はどんなに美しい人なんだろう?」とワクワクしますね。
斎王代ばかりクローズアップしても怒られますので、行列の内容についてご紹介します。
行列には大別して二種類あって、勅使代を中心とした「本列」、斎王代を中心とした「斎王代列」があります。
なんと500人を超える行列というかびっくりですよね。
ここでは、各役柄と読み方について書いておきます。
昔の言葉の読み方は難しいですから。
ではまず本列から。
乗尻(のりじり)
検非違使志(けびいしのさかん)
検非違使尉(けびいしのじょう)
山城使(やましろつかい)
御幣櫃(ごへいびつ)
内蔵寮史生(くらりょうのししょう)
馬寮使(めりょうつかい)
牛車(ぎっしゃ)
御馬(おうま)
和琴(わごん)
舞人(まいびと)
陪従(べいじゅう)
内蔵使(くらづかい)
勅使(ちょくし)
牽馬(ひきうま)
風流傘(ふりゅうがさ)1
風流傘(ふりゅうがさ)2
続いて、女人列とも呼ばれる斎王代列。
命婦(みょうぶ)
女嬬(にょじゅ)
斎王代(さいおうだい)
騎女(むなのりおんな)
蔵人所陪従(くろうどどころべいじゅう)
牛車(ぎっしゃ)
命婦(みょうぶ)
という構成になっています。
これらの役柄に合わせた衣装を身に着けた500人が京都市内を練り歩きます。
ちなみに、斎王代になるには社長令嬢とかいわゆるセレブの中から抜擢されるそうですよ。一般公募と言っても相当費用が必要らしく、お金持ちのお嬢さんクラスの人しか参加できないからです。
どうりで、斎王代は気高い雰囲気を醸し出している訳ですね。
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葵祭の行列コースと各所通過時間
京都御所 出発(午前10時30分)堺町御門
↓
丸太町通
↓
河原町通
↓
下鴨神社到着(11:40)
(お昼休憩をどうぞ)
社頭の義・出発(14:20)
↓
下鴨本通
↓
洛北高校前(14:40)
↓
北大路通
↓
北大路橋(14:55)
↓★
賀茂川堤
↓
上賀茂神社到着(15:30)
葵祭の有料観覧席はどうなの?
有料観覧席というのが設置されていますが、これは当たりはずれがあるので完全にお勧めとは言えません。
椅子が何列か備え付けてあるのですが、最前列が当たる確率はほぼほぼ無いと言えるからです。
おそらく最前列は地元の有力者や関係者の身内に予め用意されていると思うのです。
もし2列目以降だったら前の人の頭の隙間から行列を見ることになり、当然写真も自由に撮れないしで不愉快な思いをするでしょう。
では、お勧めスポットはどこでしょうか?
葵祭の観覧ベストポジションは加茂街道
調べてみたら「加茂街道」が観覧する場所として良いという意見がかなりありました。
府立植物園側にいるとして、賀茂川を挟んだ対岸に加茂街道があります。
北大路橋と北山大橋の間に何か所か賀茂川を渡れるところがあり、渡って土手を上ったところが穴場となっているようですね。
ここなら気兼ねなくカメラを構えてバシバシ撮れそうですね。
まとめ
駆け足でまとめました、京都の葵祭。
行列はゆっくりゆっくりと行進するそうですよ。
なんと7kmぐらいの距離(間違ってたらごめんなさい)を歩くのですから体力いるわ(笑)
京都に相応しい雅な祭、葵祭。
風雅な行列に魅せられ、平安のときにタイムスリップしてみるのも良いですね。
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