SPFとは?日焼け止めは紫外線吸収剤不使用で選ぶのが良い?
2017/03/12
「SPF」という言葉は聞いたことがありますか?
日焼け止めのボトルに「SPF50+++」などと書いてありますね。
日焼け止めを選ぶとき、とりあえず良く効きそうだからと「+」の多い強そうなものを選べばよいと思っていますか?
私もそうでした(笑)。
実は、日焼け止めも季節や生活の場面によって選んだ方が良いのです。
今回は日焼け止めの適切な選び方についてと、紫外線吸収剤不使用やノンケミカルの日焼け止めについてご紹介します。
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SPFとは何?
SPF(Sun Protection Factor)は「紫外線防御係数」もしくは「サンケア係数」と呼ばれていて、「SPF50」などと表記します。
UV-Bをカットする効果が持続する時間を表します。
肌に何も付けない状態でUV-Bを浴びて日焼けするまでの時間は、おおよそ20分と定義されています。
つまり、SPF1が20分なので、SPF28だと20分掛ける28で560分、時間に直すと9.3時間となります。
約9時間はUV-Bから守ってくれるということになります。
では、SPF30よりもSPF50と、数字が大きいほど良いのでしょうか?
実は、SPF値が大きいほどお肌には負担となってしまいます。
そこで、生活の場面や環境に応じて日焼け止めを選ぶことが必要となります。
SPFは、5月から9月まで日焼け跡の原因となるUV-B対策に効果的です。
オフィスで働く人には、SPF30までで十分過ぎるほどです。
SPF20でも紫外線を90%以上はカットすることができ、SPF25あたりで効果がピークとなるので、それ以上のものは必要ないからです。
SPFは30ぐらいで良いので、併せてUV-A対策に必要なPA値の高い日焼け止めを選びましょう。
UV-Aは、曇りの日でも窓ガラスを通過し、肌の真皮にまで到達します。しわやシミを作る原因となるUV-Aから肌を守るために、PA値は高いものを選ぶことが重要です。
PAは強さが4段階あります。
PA+: 効果がある
PA++: 効果がかなりある
PA+++: 効果が非常にある
PA++++: 効果が極めて高い
日差しが強くなる春以降の紫外線対策には、PA+++以上のものがお勧めです。
日焼け止めの選び方は以上ですが、衣服の紫外線対策は以下にまとめましたのでご覧ください。
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日焼け止めは紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)が良いの?
紫外線吸収剤不使用だから良いとは限りません。
紫外線吸収剤は、ケミカル(化学合成物質)と呼ばれ、市販品の75%はこちらです。
紫外線を吸収して化学反応し、熱や赤外線などのエネルギーに変わるときに、人によっては肌に刺激となる場合があります。
日焼け止めが肌に刺激となる方は、紫外線吸収剤不使用のものを選ぶと良いです。
肌荒れしたり、赤くかぶれたりといったことでお悩みならお勧めです。
紫外線吸収剤タイプは化学反応を起こすとUV効果が薄くなるために、塗り直しが必要になります。3時間ごとに塗るのはその理由によるものです。
でも、使用感はサラサラして白浮きもしないので、肌にトラブルが無ければ紫外線吸収剤使用の製品で良いでしょうね。
敏感肌の方はノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)の日焼け止めを試すと良いかも知れません。
ノンケミカルは、紫外線散乱剤を使用していて、吸収剤とは反対に紫外線を反射してしまうもの。ただ、こちらは白浮きしやすいのが難点。
最近では、紫外線吸収剤を使用していても肌に負担の少ないものが発売されています。
「シラソーマ」という物質に紫外線吸収剤を閉じ込めているので、肌に直接触れないのです。
ドクターシーラボから「MILD UV」として販売されていますので、興味がある方は調べてみてください。
まとめ
SPFはOL仕事であれば30もあれば十分、PAは+++を推奨。
普通肌であれば紫外線吸収剤のもので特に問題ない。
肌荒れするなど敏感肌には紫外線吸収剤フリー(紫外線散乱剤タイプ)のノンケミカルをお勧め。
どちらが良いとは言い切れず、自分の肌に合わせて選べばよい。
以上、簡単に日焼け止めについてご紹介しました。
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