農民ロケット。龍勢祭りの日程と観覧桟敷席の料金は?
2017/03/17
埼玉県秩父市に「龍勢祭り」という面白いお祭りがあったのでご紹介します。
龍勢とは、古来から農民が共同作業で打ち上げる、手作りロケットのことです。
やぐらから煙をモクモクとあげて発射される姿は本物のロケットそのものです。
このロケット打ち上げは、椋(むく)神社例大祭に奉納する神事として執り行われています。
なんだか、ロケットと神社ってちょっと意外な組み合わせですけどね(笑)。
そんな龍勢祭りの日程や観覧桟敷席の料金と発売開始日やアクセスについてご紹介します。
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龍勢祭りの日程は毎年10月の第二日曜日
2016年(平成28年)10月9日に開催されます。
打ち上げ時間帯は、午前8時40分から午後5時になります。
途中、椋神社の祭典があるため、11:00~11:50は休止。
代々受け継がれてきたという手作りロケット「龍勢」ですが、打ち上げる様子が龍の昇天する様を彷彿させることで名付けられたそうです。
土地の古老から直々に、龍勢の構造から火薬の取り扱いに至るまで伝授された若衆が制作にあたります。
しかも、受け継がれる技術の違いなどにより、27流派もグループがあって、流派ごとに独自の工夫が盛り込まれ、それぞれの龍勢の仕上がりに個性が出てきます。
龍勢の発射は、櫓(やぐら)にかけて、点火する瞬間はまさに、かたずをのむという表現がぴったり。
打ち上げられた龍勢は、ロケット推進の噴射で地上約500メートルの高さまで到達するというから圧巻ですね。
しかも、上空で落下傘が飛び出したり、いろんな仕掛けを見せてくれる龍勢もあるんですよ。
打ち上げに成功すれば、大拍手と歓声が沸き起こり、流派が喝采を浴びて盛り上がります!
また、せっかく発射しても打ちあがらずに、櫓の上で火を噴いて終わってしまう残念な龍勢もあり、その流派にとって今後の研究課題となります。
ちなみに、点火した瞬間に火が回り、一気に爆発してしまうことをツツッパネ(筒がはねるの意)と呼ばれます。また、炎と白煙ばかり出ているが噴射力が弱くて上昇しないことを、イヅクマリ(居てうづくまるの意)と呼ばれます。
観客が打ち上げの成功と失敗を一喜一憂して見守るなか、15分おきに30数本の龍勢が打ち上げられます(8:40~17:00の間)。
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龍勢祭の観覧桟敷席の料金と発売開始日やアクセス
平成28年度は8月15日(月)よりチケット予約受付開始です。
初日に完売になることが予想されますので、お見逃しなく!
一般観覧席(無料)はありますがスペースも限られているので、混雑が嫌いな人は有料席を予約したほうが良いでしょう。
申込は、龍勢会館受付に直接行くか、下記電話窓口へ。
電話がつながりにくいとのことなので、家族に頼むとかすると良いでしょう。
(1)名前 (2)希望坪数 (3)お電話番号(日中連絡可能な番号)が必要。
龍勢会館TEL:0494-77-0333
受付時間:9:00~16:30
休館日:毎週火曜日(受付不可)なので、やはり発売当日にゲットするしかなさそうですよ!
料金:以下のとおりです。1坪は畳だと2畳分のサイズです。カップルだと0.5坪あれば十分ですね。
広さ | 人数(あくまで目安です) | 金額 |
0.5坪 | 1~2人 | 3,000円 |
1坪 | 2~4人 | 6,000円 |
1.5坪 | 4~6人 | 9,000円 |
2坪 | 6~8人 | 12,000円 |
■アクセス
・電車の場合
まず、池袋から秩父駅まで78分、電車賃は772円となります(遠いね~)。
西武秩父駅もしくは皆野駅下車。
秩父駅もしくは皆野駅から臨時バス「龍勢会館行き」に乗り、終点下車
(秩父駅から40分、皆野駅から20分)
バス運賃は、秩父駅から大人片道520円、皆野駅から大人片道270円です。
バスを降りたら徒歩約10分で龍勢祭会場に着きます。
・車の場合
「秩父みどりが丘工業団地」に無料の臨時駐車場が設置される。
「秩父みどりが丘工業団地」から無料シャトルバスに乗って、すぐのところです。
不明時は、龍勢祭対策本部(0494-77-1111)に聞いてください。
まとめ
龍勢祭の話題はいかがでしたでしょうか?
龍勢祭といっても、神社とか関係なしに純粋にロケットだけ楽しみに行っても良いと思います。
それにしても、日本古来からNASA顔負けのロケットを打ち上げていたなんて、びっくりしますよね。
道の駅にもなっている龍勢会館ですが、龍勢をいつでも見れるように展示してあります(入館料必要)ので、お祭りには行けないけどって人も立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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