えびす講って何なの?恵比須と七福神の由来や意味とは?
日本に住んでいるあなたなら、七福神ぐらいは聞いたことがあるでしょう。
でも、恵比須、大黒、さてその次は言えますか?
頭の長い禿、とか言ってはいませんか(笑)?
私はいまだに覚えられません。
なので、調べてここに記すことにしました。
「えべっさん」と呼ばれる恵比須講って何をするものなのか、恵比須やほかの6人は何なのかについて書きます。
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恵比須講って何なのさ?
恵比須講は、福の神として知られる恵比須を祀る催しのこと。
同業者や地域の人々が、「講」という寄合を作って、祭りを盛大に行うための資金を毎月積み立てていたんですね。
恵比須講の日は、様々な催しを行い、鯛や鮒を食べる風習が残っています。
ではなんで恵比須を祀るのか?
恵比須は、元来漁民に信仰されていた神様なので、海の守護神とか漁業の神として知られています。
所持品の釣り竿と鯛で海に関係しているのは想像がつきますね。
他にも、商売繁盛、家内安全、無病息災にもご利益があるといわれています(要するに全部ね)。
恵比須講は、関西、四国、九州地方で現在でも盛んにおこなわれているのです。
特に広島や長野の恵比須講は有名です。
広島は胡子神社(広島市中区胡町)の秋季大祭として、毎年11月18日~20日の日程で行われます。
長野のほうは、11月23日(祝)午後6時より「長野えびす講煙火大会」という花火大会が行われます。
なんで恵比須講は10月なんだ?
10月というのはご存知「神無月」で、ほとんどの神様が島根県の出雲大社に集結するといわれていて、島根県以外は神様がいなくなるそうです(笑)。
そこで、神様が居なくなる地域を守るために恵比須さんの登場となるらしい。
だから、恵比須は「留守神」といわれているのです。
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恵比須はじめ、七福神の正体とは?
恵比須は海運守護神だったのが、今や商売繁盛の神として知られるようになったというのが分かりました。
出身も日本で、神託の守護神であるコトシロヌシノカミと、太陽神・蛭子(ひるこ)が習合したものだと言われています。
なんだかよくわかりませんが、とりあえず日本の神道の神様なわけですな。
では、他の連中はなんぞや、順番に列挙していきますね。
・弁財天(べんざいてん)
インドのヒンドゥー教の出身(というか勝手に連れてきたんだろw)。
仏教に取り込まれ、芸術の女神となった。
だから、楽器(琵琶か?)を持ってるのか、なるほど。
・大黒天(だいこくてん)
一般的に大黒様とか言われている人。
所持品は打ち出の小づち。
こちらもヒンドゥー教出身(また連れてきたなw)。
もともとは激しい怒りを示す悪神だったが、福徳の神に転向したといわれています。
・布袋(ほてい)
ギタリスト、ではなくて中国の後梁(こうりょう)時代の禅僧、つまりお坊さん。
恰幅が良くて、服をはだけてお腹を出しているつるっぱげの人。
七福神のうちで、唯一実在した人物と言われている。
てか、他のメンバーは想像上(神話上)のものなのか?
・毘沙門天(びしゃもんてん)
インド神話出身。
仏教に入ってからは、四天王のひとりとして信仰されている。
鎧をつけて槍みたいなのを持っています。
ちなみに、四天王とは、持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)がいて、帝釈天に仕えていたといいます。帝釈天とは、仏教における守護神って位置付けなんですと。全くよくわからんですね。
はい、お次。
・福禄寿(ふくろくじゅ)
これが、頭がビョーンと長い&髭のお方。特徴ありますね。
中国の道教出身(ずいぶんいろんなところから持ってくるのね)。
寿老人の化身とされ、長寿と幸福の徳を持っているということです。
・寿老人(じゅろうじん)
福禄寿と同じで、名前が異なる神なんだそうです。
同体異名ということですね。
以上が七福神の出自というか由来でした。
はっきり言ってアウトソーシングというか、外国からの助っ人選手的でもありますね。
日本には適任の人物が居なかったのでしょうか、気になりますね。
まとめ
なんの記事かわからなくなってきましたが、七福神の由来と意味については分かっていただけたのではないでしょうか。
恵比須講は、商売繁盛を祈願して全国各地で行われるお祭り程度に覚えておけばまず間違いないでしょう。
日本人は恵比須さんだけで、他はみんな外国人選手(笑)ということも分かりましたね。
これであなたも、近所で恵比須講が開催されたとしても怖くないと思います。
一般的に恵比須講の日は、10月20日となっています。
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